二度目の坊主

 本日通算2度目の坊主をやってしまいました。それも期待度の高い久里浜城ヶ島のダブルヘッダ−で。

 どうも駄目だな。お魚さんたちはいるんだろうか。

 寒風に祟られた去年の大晦日でも何とか2尾あげたんだから今日は何とかなるかと踏んだのだが。

 まあ、現場でちょっとやな予感してたんだけどね。

 いつもは防波堤に行けばコッパメジナやらチンピラタナゴやらトウゴロウやら草フグやらボラが上から見てもわかるくらいチョロチョロしてるのに、今日はお魚さんの気配がまったくなかった。
 
 久里浜の平作川河口堤は古くて表面がモロモロなだけあって着生生物も多く(フジツボや貽貝)、魚の居着きも良いのだが、そんなところでも駄目なのだからさっさと打ち切るべきだったのかもしれない。

 考えられる敗因としては前日の雨で淡水が大量に流れ込んだというものだが、もうひとつ、地元の釣り師の爺さんのがかなり衝撃的な指摘をした。

 現在工事中で入れない「ニチロ岸壁」の護岸を新しく造成する過程で流し込んでいるコンクリートから滲出する化学物質のせいで魚が逃げているのではないかというのである。 

 コンクリート自体も石灰やらスラグやらいろいろ混ぜるものだし、凝固促進のためにいろいろ添加剤を加えるからそういうこともあるかも知れないが・・・

 半信半疑のオイラに爺さん、すげェ事を言った。

 「だってさぁ、海水舐めたらよ、塩辛いんじゃなくて酸っぱいんだもの・・・。」

 う〜む。

 そうすっと化学物質の滲出が止まり、岸壁の表面に着生生物が居着くくらいに馴染むまで諦めたほうが良いのかしらん・・・。

 天秤を使った普通の投げに加えて新兵器ブラーも試したのだが、何故かアオイソが途中からぶっちぎれるだけ(フグだったのだろうか?)で目立った反応なく、例によって満ち潮で足場が狭くなったので、バーナーでジャガタマベーコンラーメンをこしらえて腹ごなしすると、撤収とあいなった。


 久里浜を撤収しやってきた城ヶ島ではさらに悲惨なことになった。

 新調したロッドケース(リールを着けたままで収納できる)を開けると、なんとパワーサーフの先端がガイド部分からポッキリ折れているのである。 仕方なくコンパクトロッドとブラーで始めたのだが、周りはクロダイ師ばかり・・・つまり水に濁りが入っている状況。 たまにボラがチョロチョロ泳いでいるが、魚影が薄いことには変わりない。

 三浦漁連の冷凍工場がらは魚のカスが排水から流れてるので寄りはいいはずなのだが・・・。

 思いっきり投げたいので白秋碑前に移動したのだが、ココの前は既にアマモがびっしり生えているらしく、海草掛かりが頻発。最初は無理やり引き千切っていたのだが、最後には本物の根がかりでパイプ天秤ごと持っていかれてしまった。

 結局買った餌のうちアオイソもアサリも半分も使わず終了。 もったいない。

 パックを開けたアオイソは砂浜に逃がし、未開封のパックは自宅で塩漬けにすることにして持ち帰った。



 あ〜あ。次回は釣れるかな。