大磯トウゴロウ祭り
まぐれ当たりのカレイゲット以来久々の釣りである。いやー、4月は雨が多いし事故るしでなかなか釣りにいけなかったな。
今回の釣り場は大磯、実に一年半ぶりだ。ここ潮通しがよくてアジやイワシの回遊魚の期待度が高い所なのだが、前回はメジナやイナッコの猛襲に遭い、ターゲットのアジやイワシはゼロという悲惨な結果に終わったが、今回はどうだろうか。
前回と同じくすずき釣具店でコマセを購入し、釣り場に入って手早く仕掛けを投入したが30分ほど立ってもうんともすんとも言わない。早くも嫌な予感が始まった。
以前、月刊「磯投げ情報」の水玉蛍之丞の連載ページに載っていた
「大磯はイワシが回ってくる日も来ない日も3日ぐらい続く」
という言及を思い出し、
「じゃ、昨日から釣れてなかったとしたら・・・・」とネガティブな方向にどんどん妄想が進んでいく。でも、おかしいなぁ、昨日は砂浜にイワシが打ち上げられるほどだったという話だったのに。
しばらくするとようやく魚信が来た。が、一瞬ビョーンと来て突然止まる妙な感触。あいつだ。
ちっともおいしくないトウゴロウイワシ
その後もトイレに行ったり弁当を買いに行ったり猫とじゃれてる間にチョコチョコとトウゴロウとヒイラギが来るのだが、揃いも揃って大して美味くない典型的ダメ魚。 ついに諦めが来て眠ってしまった。が、ウトウトしてる間にもピクピク魚信があったりで眠れない。
しょうがないので気を取り直してチマチマやっていると見るからにまずそうなトウゴロウとは一味違う銀色の美しい魚体が上がってきた。
黄色味を帯びた鯵科の仲間であることは間違いないのだが、なんとなく判然としない。 周りのオッサンは「メッキじゃねぇの?」と話していたが、メッキほど稜鱗(ゼイゴ)が明確ではなく、イナダやカンパチのミニチュア版といった感じだった。 しかしどっちにしろこんなに小さいのでは食うところもないし、将来でかくなってから釣ったほうがうれしいので(俺に掛かるとは限らんが)、バケツの水ごとドバドバとリリース。針を飲んでなかったので良かった。
この後もトイレに行くたびトウゴロウのダブル、トリプルで仕掛けをズタズタにされたりながら粘っていたらようやく鯵が来た。 しかし群れで来ていないのか活性が低すぎるのか追い食いも無く単発。しかも通称「ジンタ」と呼ばれる豆アジサイズでうち一匹は大磯界隈で
「カキノタネ」(ビールのつまみでピーナツと一緒になってるアレ)
と呼ばれる超ミニサイズ。これだったらカタクチのほうがずっと食い出があるだろう。 いくらアジといってもこんなのばっか釣ってもしょうがないし、ついにPM6:00になってしまったので納竿とした。 7時間もやっていたのに去年の横須賀で余らせてペットボトルに詰めておいたアミコマセだけで一日保ってしまい、すずき釣具で購入した分は手をつけずに終わってしまった。
しょっ中出入りしてる地元のおっさんによると昨日あたりから水温が下がってきたので活性が下がってしまったのではという事だった(ここ を見た限りではそんなこと無い)。
でも、クソ寒い時だって群れが入れば釣れるのだからやはり間の悪いときに来たと言うのが正解なんだろう。 もう1回日を改めて挑戦したい所である。
場所:大磯町 大磯漁港
実釣時間 11:00〜18:00
潮汐:中潮
満潮 2:43 16:06
干潮 9:31 21:30
使用竿 WIZZ CLUSTER磯 2−450
リール Daiwa ST-700
道糸 DUEL MX500 3号
仕掛け まるふじトリック仕掛け(ノーマル)3号
エサ コマセアミ
釣果 トウゴロウイワシ20尾 ヒイラギ8尾 アジ3尾 メッキ1尾
備考 ついてねえ!
あまりにヒマだったので撮った大磯港の猫どもの写真↓
警戒心が強いが触ると転がって腹を見せる変な奴
魚屋で飼われているので舌が肥えていてトウゴロウには見向きもしない贅沢デブ猫