解決

 昨日のエントリで「不良ロットに当たっちゃったか?」と書いたが、トラブルのあった箇所を全てチェックして本当の原因が判明した。タイヤ君は無実でした。 共和商会の皆様ごめんなさい。


 ほんとの原因は、ゴムが劣化する前に磨耗してタイヤを交換してしまう自分では考えられないことだった。
 普段買い物以外に自転車に乗らないオカンの事、世田谷に住んでいた10年前からタイヤを交換してい無かったために劣化したゴムがベトベトのガビガビの塊となってリムに貼り付き、新しいタイヤがしっかりホールドされることを妨害していたのである。 こういうのは普段管理の悪い自転車を相手にしている町の自転車屋さんでないとすぐには分からないだろう。

 ゴムの張り付いたリムこんな状態

 タイヤ交換をしたのが暗くなってからでそのような状態に気付かなかったのと、タイヤが外れた時も押し込み直すだけでリム自体をチェックしていなかったことが重なり、いきおい新品タイヤに容疑が掛かってしまったのであった。いや本当に申し訳ない。

 張り付いたゴムは厚いところで3mmくらいになっている。これではビードワイヤーがあちこちで浮いて隙間が出来てしまい、すぐにチューブに押し出されて「噛み」状態になってしまうだろう。

 これを全部こそぎ落とすため最初は紙ヤスリを使おうと思ったが、すぐに歯が立たないことがわかったのでドライバーが登場。 コイツも役者不足のため棒ヤスリの出番となったが、これも取りムラができて綺麗にいかないので、ついに中学の美術の時間以来となる彫刻刀が登場した。 10年以上工具箱の中で眠っていた奴だが、まるでこの日の出番を待っていたかのように鋭い切れ味を見せ、見る見るうちに固着したゴムは取り除かれていった。 これでも脱落するようなら本格的に不良ロットの疑いが出てくるが、さすがに今度は大丈夫だろう。

 リムフラップもボロボロになって千切れかけていたのでハンズで改めて購入しこれも装着。すべてセットして空気をカンカンに入れて玄関に置いておいた。今度こそ明日になってもタイヤは外れていないはず・・・。