いよっ!はっ!それっ! 今年も氷瀑だ〜!

 
 ここ数日冷え込みが厳しく、ライブカメラで凍ってるのが確認できたので、今年最初にして最後のチャンス(来週から当分外に出れなくなるから)ってわけで行ってきました払沢の滝。今年で三回目になるんですねえ。

 いつもは9時55分武蔵五日市発のバスに合わせて家を出るんだけど、日が上がって氷が解け出しては元も子もないのでもう一〜二本前のバスに合わせて家を出た。

 ・・・と、こう書くと簡単なようだが、その一本前のバスというのがなんと8時3分!2時間近く前なので家を出るのも6時台になってしまうのだ。 ちなみにこのもう一本前のバスの発車が7時43分発で、これに間に合うには登戸駅を6時26分に出る南武線立川行きに乗らないといけないのだが、流石にこれには間に合わなかった。

 そうしてたどり着いた払沢の滝、何日か前に雪が降ったみたいでそこかしこに残雪が見られるなかなかのシチュエーションであったのだが、残念ながら昨日の昼気温がちょっと上がった際に氷が緩んでしまったらしく、「オオウ・・!」と唸るほどの結氷ではなかった。 あと1割、ほんのあと一割結氷率が上がれば満足感が全然違うんだけど・・・。
 

 

 

 

 
どちらかというと、流れ出しの際の氷の造詣に惹かれるものがあったのでこっちをパチパチ
 


 

 

 
 この後滝壺の水を汲んで、バーナーでコーヒー沸かして一杯やったところで撤収。
途中、開店したばっかの茶店で熱々うどんをいただく。 朝飯抜いてきちゃったからね。

さて、バス停に戻ったところでまだ10時半。これで帰るのもなんかもったいないしどうしましょ。 

 
 なかなかこっちに来る機会もないから、そうだ!それほど遠くないし天狗滝行ってみよう!
  
 ちなみに払沢の滝へ行く道の途中にお土産屋さんがあって、そこにしつらえてある望遠鏡から見ることはできるんだけど、まだ一度も近くで見たことはない。去年の夏に道路の終点まで行ったけど、まずちゃんと足ごしらえをしとかないと無理!というのが判ったので断念している。
 
 一応バスはあるのだが、何時来るかわからんので歩いていく。

途中こんなおまけもあったりして。

茅倉の滝
 
 さて、もう半年前なのですっかり忘れていたが、途中まで舗装路とは言ええげつない勾配で、帰りにプールに寄ったら覿面に足が攣るという酷い目に遭ったんだった。 下りも手が攣りそうになるぐらいブレーキかけっぱなしという凄さ。 その舗装路が終わったら、一応整備はしてあるけどマジな登山道が続いている。最初のうちはいいんだけど、結構荒れたガレ場なんかもあったりして、ロード用ビンディングじゃ絶対無理! ヘタすっとMTB用でもだめかもしれん。前回はすぐ引き返して正解だった。
 

こんな道が続いてましてね。

ヒーコラ行ってるとまずは小休止どうぞ、とばかりに滝が登場。 本命の天狗滝ではなくて「小天狗滝」

 
 更にしばらく進むとようやく天狗滝が登場。 ちなみに払沢の滝であまり動かないことを想定していたので服はモコモコ。途中でクソ暑くなってしまいブルゾンを脱ぐ。
 

丁度太陽のほうに向かって開けているので光が当たってたいへんあかるーい。


真下から見上げてみる。

 滝といっても岩肌を滑り落ちる感じ(ショッピングモールとかホテルの噴水的な)なのでしぶきは飛ばず、すぐ傍まで寄っても濡れないのがありがたい。 お約束的に滝壺で水を一杯杓って飲むと、清冽と言うのかなんというのか、軽くてキレがあってスッキリしてうまい。 払沢の滝より更に山奥なんでいいかもしれん。

 さらにこっから進むと綾滝というなんとも雅やかな名前の滝が。 天狗の滝より更にきめ細かく、流しそうめんのよう。
 

 

 



祠もしつらえてなんかあったりしてなんとなく荘厳な雰囲気。

 半年前に見ることのできなかったのをようやくクリアしたので満足して帰途に付いたのだが、最後まで油断はならなかった。 今回はトレイルランニングシューズなので足ごしらえはバッチリだったのだが、脱いだブルゾンを小脇に抱えたまま歩いていたら、浮いたガレ石に足をとられて転倒しそうになってしまった。 携帯持ってきてなかったし、足でもくじいたらえらい事になるところだったわけで、やっぱり気をつけないといけないね。

 その後は特に危なげなかったのだが、犬の散歩している地元のねーちゃんが不穏なことを言うのでビビッてしまったよ。

「なんか、変に犬が興奮するんですよね。近くに何か動物がいるのは間違いないみたいなんだけど。 サルか猪か、それとも熊か・・・」

俺「はっは、まさか」

「いえいえ、だってあたし何度も見たことありますよ」

 そういや浅間尾根行ったとき熊注意の張り紙があったんだっけ。茶店のオバサンは菜園の野菜を悉くサルに荒らされたといっていたし、みみずを目当てにやってきた猪に全部穿り返されたとかの話もしていた。 
 車道が入っているし民家もあるから油断していたが、ここいらはもう完全に彼らのテリトリーであり、わしらのほうが闖入者なのであった。

 
 ここで鹿や猪に遭ったら海に潜って海がめに遭遇した時のあのドキドキがまた味わえるのだろうか。その前に大怪我してるかもしれないが・・・。
払沢の滝バス亭の前で揚げたての美味しいオカラドーナツを頬張りつつついそんなことを考えてしまった。 
 
 
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本日のエントリをもちまして半年ほどお休みします。
夏にまたスノーケリング関係のエントリageられるといいな・・・。