やっと釣れた!(1)

長沢海岸


 前回、赤潮に祟られ碌でもない釣果に終わったリベンジとして、しょーこりもなく釣りに出かけた。

 ここ数日のイワシの時合いは概ね午後五時前後(ようするに満潮のちょっと前)ということが判ったので、やたら早起きはせず、昼間はのんびり投げ釣り、その後移動しサビキという二段構えの作戦を取った。

 最初の釣り場は以前ヒトデの猛攻撃を食らって撃沈した長沢海岸。
 やめときゃいいのだが、前回の浦賀からどういうわけかキャスティングが上達して気分よくコンスタントに3色以上飛ばせるようになったため、周りを気にしなくていいここを選んだのだ。

 到着すると、距離を置いてぽつり、ぽつりと投げ釣り師がいるが、話を聞くと誰も不調。 なんでもここ数年は8月が一番よくないそうで、もう半月ほどしてからのほうが良いのだとか。

 ここでは10時から1時半まで粘って何とかメゴチ四尾。そのうち1尾は17cmとなかなかの型。10年以上ここに通いつめているという隣のベテラン釣り師は舌平目とエンピツアナゴもあげていた。


 ボウズは免れたが、いくらがんばってもシロギスやら舌平目やらマハゼやらの人気者が掛かる気配が無いので撤収することにし、おにぎりとビールで軽く腹拵えをした後、京急に乗って堀の内まで移動。ここから初体験の三春町岸壁へと移動。