湘南キャスターデビュー
湘南キャスター
もう一度言ってみよう
湘南キャスター
うむ。かっこいい響きだ。 「江ノ島防波堤つり師」とか「三春町岸壁つり師」と一味違う気がする。 ま、実際は同一人物なんだけど。
で、今日ついに日本最初の海水浴場であり、投げ釣り発祥の地でもある「大磯海岸」での投げ釣りデビューを果たした。 これまで二回悲惨な釣果に終わっている大磯港から歩いて5分の距離だから大したことはないんだけどさ。
じつは今日は釣りに行く予定ではなかった。鎌倉にまた紫陽花でも見に行こうか、ついでに葉山のげんべいでギョサンでも買いに行くか、それにはやっぱり自転車だな・・・・と考えていたのだが、なんということか、これまで3回ほど訪れている
長谷の成就院の参道が崖崩れで崩壊
したとのことで、急遽予定変更。アオイソを購入し大磯行きとなったのだ。
昨日の夜の時点では、仕事終わった後終電で大磯に行き(1:30ごろの到着になる)、夜中にイシモチ、明け方にサーフとローリングもいいな・・・・などと妄想を膨らましていたが、家に帰って道具をチェックしているうちに終電の時間を回ってしまったのだった。
こうなると明け方に行くのはもう無理なのでゆっくり朝飯を済ませてから川崎経由東海道線で大磯へ向かう。 快特に乗っていたのを忘れて国府津まで連れて行かれてしまい、慌てて戻るという実にアホなことをやって10時ごろ大磯に到着。
初めて降りた大磯海岸は、なるほどさすが投げ釣りのメッカ、20mおきぐらいに人がはるか向こうまで並んでいて、皆真剣にキャスティングしているのだった。 気のせいか気合の入った年配が多い。
しかし、ちょっと回りに聞くと今日は底荒れしていて全然だめだという。確かに白波が立っているし、微細なしぶきがメガネにかかってあっという間に曇ってしまう。
気を取り直してオイラもキャスティングすると、2ヶ月のブランクのせいか仕掛けがどこに飛んでいくかわからない有様。距離も必死に投げてやっとこ3色。いかんいかん。
それだけならいいのだが、斜めに飛んで言った仕掛けを回収するといつの間にかアオイソがぶっちぎられている。 どうやら2色周辺に大量に草フグがいるらしい。
1パックしかないのでみるみるうちに餌がなくなるが、
「なくなったら大磯港でさびきしようそうしよう」
と決めていたので危機感はなかった。
そのうち尿意をもよおし、立小便は憚られるので港の公衆トイレまで行きついでに港内の様子を見るとイワシがポツポツ来ているので、早くも浮気心を出しつつ浜辺に戻ると、遠目に自分の竿の穂先がゴツゴツとお辞儀している。
慌てて竿を持ってみるが何の反応もないので巻き取ると今度は妙に重い。 そんじゃちょっとチェック、と巻き取ると、崩れる波の間に銀色のボッテリした物体がゴロゴロ転がっていた。 ヘタに引き波で引っ張りあげるとばらしてしまうので次の寄せ波d一気に巻き取ると、あんたなんてことでしょう。
でっかいイシモチ!
周りはシロギス狙いで皆ジャリメを使っていたのだが、自分はアオイソだったのでイシモチには有利だったのだろう。それに波が高く底が荒れて濁っていたのも自分には好都合だった。
しかしこの後は相変わらずフグの猛襲でエサを消耗し、巻き波のせいかいつもより仕掛けが駄目になるのも早く、1時半には手持ちのエサはすべてなくなってしまった。それにメガネがすぐ曇ってしまうのでとにかく煩わしい。
後から自分の隣に入ったおっさんは2色より手前を重点的に攻めて瞬く間にイシモチを3尾上げていたが、自分も最初から無理しないで2色以内を攻めておけば良かった。
まあ、取り合えずお土産は確保したし、港でイワシを追加すればいいや、とお気楽モードで移動したのだが、こないだの横須賀で余らせたコマセ(前々回すずき釣具店で買ったヤツ)を冷凍庫から出すのを忘れていたのにこのときようやく気づいた。
仕方ないのでバケサビキでちょっとやってみたが、港内も風が強く、イワシの食いもよくないので早々に撤収。なんだか不完全燃焼に終わってしまった。 しかし、あれだけの悪条件でもイシモチが上がったのだから、もうちょっと条件がよければ俺でも・・・・と期待を持たせるには充分だった。
そういやサーフトローリングやろうと思って遠投磯竿と大型スピニングリール、弓角を持っていったのだがまたも使わずじまいだった。馬鹿みたい。
27センチのいしもち。 サイズで言えば2年前に釣りを再開してから最大の獲物だったりする。
場所:大磯町 大磯海岸
実釣時間 10:00〜13:00
潮汐:中潮
満潮 2:11 17:05
干潮 9:43 21:38
使用竿: Daiwa サーフパワー
リール: Daiwa ファインサーフ30
道糸: サンライン・テーパーヤーン 3〜12号
仕掛け: SZM 投大将10号
エサ: アオイソ
備考:湘南でのシロギス釣りは6〜8号針が標準だそうです。