なかなか・・・。

 さて、本日は待ちに待った浅間嶺アタックの日だったのだが、あっさり中止になった。

 何のことはない、昨日うっかり夜更かしして寝坊してしまったのである。 とはいえいい天気なのに家でグダグダしてるのは勿体無いので自転車で檜原村でも行こうか、と全面的に日和見な方針でフラフラと家を出た。

 実は家のドアを開けた時点では「江ノ島にしよっかな〜、またCome Va?のスコーン食べたいし・・・」というような気持だったのだが、フト上を見たらなんとなくこないだと同じ、空にもや〜んと霞が掛かったような状況なので海に行く気が削がれてしまったのだ。 太陽が出ていても、こういう天気の時は海が灰色になってしまっていまひとつ盛り上がらないのよね。

 で、タマサイを遡上してとりあえず福生へ。途中、以前の台風と先日の大雨でざっくりえぐられた部分があり、やや難渋。
 睦橋を渡ってあきる野市に入ったのだが、手元にある地図とは違い、広く快適な一本道(睦橋通り)が通っている。考えてみれば今持ってるユニオン東京区分地図(マジ使い易い)は1997年発行!10年以上昔! 改測はそのさらに数年前だろうから全然違っていてもおかしくない。 六本木ヒルズも載ってないし、いい加減買い換えないといつかとんでもない事になりそうだ。

 さて、この睦橋通りは道幅もそこそこ広く、車もそれほどなく、走り易いっちゃ走り易いのだが、いかんせんまだ放置された空き地&できたばっかりの新興住宅&郊外型ディスカウントストアばかりの「典型的つまんない日本の郊外」な景色なんで走ってて退屈な事おびただしい。 特に飲食店は外壁にでかでかと

「ラーメン&中華&餃子」

と書いているようなゲンナリするような外観の店も少なくないので三浦湘南を走っている時に比べテンションは3割ぐらいていかしてしまう。

 それでもさらに進むと、あからさまな新興住宅から「庄屋」「代官」「村長(むらおさ)」テイストが溢れる落ち着いた日本家屋が増えてきてそこはかとなく気分も良くなる。 このテの大邸宅だと、でっかい石と松、あとなんかの庭木を配置した「センスのない典型的小金持ちの家」が少なくないのだが、他人を楽しませようという心のゆとりがあるのかどうか、綺麗な花を咲かせる木を植えているおうちも多く、なんとなく「よっしゃよっしゃ褒めてつかわす」という気分になる。イヤ俺は別に殿様じゃないけど。


 何か良くわからないけど虎柄テープと大量の警官によって封鎖され、TV局の車が列を成している家を横目に見ながらさらに進むと、ミニストップが見えてきたのでここで小休止。プリンパフェをかっこみ、再スタートを切る。


大きな地図で見る

 ここは武蔵増戸と武蔵五日市の中間ぐらいで、家を出るのはちょっと遅かったけど、この調子で頑張れば1時半ぐらいには檜原村につけるかな?という見込みが出てきた。 行きに3時間かけて、一時になったら引き返し、4時に家に着く・・・という見通しを立てていたのだが、卯の花ドーナツやゆずみそコンニャクをまた買いたいし、日のあるうちに帰れりゃオッケーなので頑張って桧原まで行こうか!と気合を入れなおしてペダルを踏み込んだその時だった。


 ガックン


やっちゃった・・・。

側溝の蓋の隙間に前輪を突っ込んでしまった。
車が少ないのだからもうちょっとゆとりを持って道路真ん中目に寄ったほうがよかったのだが、ついいつもの通勤ルートの感覚でデコボコ危険地帯を行ってしまったのだ。

 が、さすが25mmタイヤ。前輪はプシューという音を立てず、平常運行。あーよかった。ま、後で来るかもしれないけどとりあえず先へ、と思ったら世の中そうは甘くなかった。カクンカクンと嫌な振動と、プシッ、プシッ、というエア抜け音。

 後輪がやられてるよ・・・・(T T)。

エアがあるうちにUターンし、歩道でチューブ交換。手持ちのSILCAフレームポンプは年代モノなんで高圧が入らず、下手にスピードを出して小石でも踏もうものなら何時パンクするか判らないぐらいの気圧までしか上げられない。 輪行袋があるならともかく、スペアチューブが残ってないこの状態で先に進むのは自殺行為なので、ここで切り上げる事にした。

 気圧が少ないとタイヤの転がり抵抗も大きく、いつも羽村阿蘇神社)へ向かってからの帰りよりも辛く感じる。それでも3時前に和泉多摩川に到着してしまったので、プールに寄って上半身をじっくりほぐす事ができた。


 家に帰りパンク修理&ブログにカキカキしてふと
「そういやあの立ち入り禁止の立派な家なにがあったんだろ」とアサヒコムをサクサクと見ていたら、



東京・姉弟不明 口座から数百万円引き出し
2008年04月15日16時52分

 東京都あきる野市の50代の姉弟が行方不明になっている事件で、連絡がとれなくなった今月10日以降、姉弟の複数の口座から現金計数百万円が引き出されていたことが警視庁の調べでわかった。同庁は、事件に巻き込まれた可能性が高いとみて調べている。

 捜査1課などの調べでは、姉弟の親類が警視庁に届け出た12日の前後、複数回にわたり、複数の金融機関口座から現金が引き出されていた。都内の現金自動出入機(ATM)で引き出されており、同庁は防犯カメラの映像の分析を進めている。

 姉が勤務する調布市立図書館の幹部によると、10日午前8時ごろ、弟を名乗る男性が「姉は体調が悪いので今日は休む」と、同市役所の代表に電話をしてきたという。図書館職員が同日午後1時ごろに姉弟宅に電話したところ誰も出ず、その後連絡がとれなくなった。姉はそれまでは、休む際自分で直接職場に電話してきていたという。
http://www.asahi.com/national/update/0415/TKY200804150224.html
http://s03.megalodon.jp/2008-0415-1856-04/www.asahi.com/national/update/0415/TKY200804150224.html(ぎょたく)